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とても難しい問題 [ライフスタイル]

とても難しい問題
昨日書こうと思っていたお話を書きます。
昨日カブスカウトで視覚障害者さんのマラソン大会へご奉仕に行ってきました。



マリーさんの記事に対して、bfieldの考えを述べさせていただきます。



以前にTV番組で面白い実験をしていました。

小学校の低学年か幼児だったと記憶していますが、子達を三つのグ
ループに分けて絵を描かせ、どのグループが上手くなるかを調べる
実験です。

1.普通に絵を描かせるグループ
2.褒めながら絵を描かせるグループ(教育の話題で良く聞きますね)
3.どうやったら上手くなるか、議論しながら絵を描くグループ

最初のグループは、印象がなかったので覚えてませんが、あまり上
達しなかったと思います。

二つ目のグループは、褒められてどんどん上達します。最近の教育
社会でよく話題になりますね。確かに、褒める効果がでてます。

三つ目のグループは、上達する速度が遅いものの、だんだんと上手
くなってきました。

そうです、賢明な皆さんはもう分かってしまったと思います。二番
目のグループは、褒めることに慣れてしまい、上達は頭打ちでした。
と、いうよりは飽きてしまいました。

三つ目のグループは、議論を繰り返しながら描き続け、最終的には
かなり上達しました。

この実験からいえることは、褒める教育が必ずしも最善ではないと
いうことです。

そして、自分達で議論することでお互いを尊重し、絵を描くことの
楽しさを知り、継続することが上達に繋がるということです。

これは、マズローの自己実現心理学と関連があるのではないでしょ
うか。

そこで、マリーさんの「とても難しい問題」ですが、障害者のこと
は以前にずいぶんと書いこともあり、今回は取上げません。

「優勝めざしてがんばれ~!」問題について

人間社会というものは、競争社会なんです。それを正しく認識しな
ければ教育の問題は解決しないと思います。

「自分のベストをだすこと」これは大人でも分からないのではない
でしょうか。どうやってベストを尽くせばいいのでしょう。根性の
こと?

このような抽象的な話をしても子供達には分かりません。それに一
番でなくてもいいなんて言ったら、大人でも混乱してしまいます。

三番目のグループ(自己実現型)を思い出してください。このばあい
も議論すればいいのです。一等になるにはどうしたらいいか。ビリ
にならないにはどうしたらいいのか。踵から着地するのとつま先か
ら着地するのはどちらが速く走れるのだろう。このように議論し、
試してみることが、子供達の教育に繋がると考えます。

bfieldはこのように考えています。参考になるでしょうか?


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コメント 7

kimiko

とても興味をもって読ませて戴きました。
わたしも悩みながら子育てしてましたが、
親からよく言われたのは、「子供は褒めながら育てなきゃだめ」と言うこと。
でも、不思議・・・「わたしは褒められた覚えがないぞ・・」って。(笑)
褒められると嬉しくなりますからまた同じように褒められようと頑張りますね。
3番のような議論を小さいうちから意識的にされる方は少ないと思います。
どんな教育を受けるかによって、その子の能力のどこまで引き出せるかが
違ってくるわけですよね? 親として、どれだけ手助けができたのか・・・
今となっては、もう遅い。。。
子供にお説教されて、親としてより反面教師として・・生きています(-.-;)ゞ
by kimiko (2006-03-09 22:14) 

bfield

それはぼくも同じですよ。殆んど褒められたことがない(^_^;
こんなに書いてなんですが、子供達を褒めることはあまりないです
ね。反省反省点。
でも、一緒になって考えることは少しだけやってます。

> どんな教育を受けるかによって、その子の能力のどこまで引き出せるかが
> 違ってくるわけですよね? 親として、どれだけ手助けができたのか・・・
子供の教育環境は大切なんですね。あまり教育熱心な方ではありま
せんが、これを機会にもっと考えたいと思います。

> 子供にお説教されて、親としてより反面教師として・・生きています(-.-;)ゞ
bfieldも反面教師かもしれない(T_T)
by bfield (2006-03-09 23:29) 

マリーロビンソン

率直なご意見ありがとうございます。
なるほど、とてもいい実験ですね。納得します。マリーも褒めるだけの育て方は疑問でした。
でもね、ここがとても難しいと思ったのが「競争社会」だというところ。
マリーも競争社会だと思っていますし、自分自身前に前に!と思っています。
そして、その子の向上心というか「1番になりたいんだ!」という気持ちも評価しているつもりです。
でもね、この間のマラソンに関して言えば、見ていて感じて欲しかったのです。
「あぁ、楽しんでおられるなぁ~」っていうことを。
順番とか関係ナシに走ることが気持ちいいと思われていることを。
それをわかって欲しいと思ったのです。時間がなさ過ぎたというのはマリーの言い訳です。
本当はちゃんと話さなくてはいけなかったのです。時間を作ってみようと思います。
by マリーロビンソン (2006-03-10 16:41) 

bfield

なるほど、マリーさんはもっと感性の部分で走ることの楽しさを知っ
て欲しかったということですね。誤解してました。
「ベストを尽くす」に反応して、自己実現型教育を持ち出してしま
いました。
走ることへのピュアな楽しさが、子供達に教えられるといいですね。
確かに難しい問題です(^_^)
by bfield (2006-03-10 19:31) 

マリーロビンソン

bfieldさん、本当にありがとうございます!
誤解なんて、そんなことないです。マリーの表現が下手なので…すみません。
bfieldさんのご意見ももっともだと思いました!マリーの考えも正しいかどうか。。
ほんと難しい問題ですね。一緒に考えてくださってとても嬉しいです(^-^)
by マリーロビンソン (2006-03-12 22:27) 

bfield

You are welcom!
by bfield (2006-03-14 19:15) 

bfield

happyhalloweenさん、nice! ありがとう!
by bfield (2006-03-14 19:24) 

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